(4)経営状況と今後の展望
旅客航路事業の現状は「かなり悪化」が11事業所(49%)と半数を占め、「やや悪化」(7事業所、32%)を含めて全体の8割が悪化していると回答し、「やや良好」と回答したのは1事業所のみである。(九州商船株式会社) 今後の見通しについても、「現状よりさらに悪化」が14事業所(63%)で6割強が今後さらに経営が悪化すると回答している。 現在の業績と今後の見通しとの関係から今後の見通しを整理してみると、現在、業績がかなり悪化しており、今後さらに悪化することが予想される事業所(下図中の「非常に悪化」)は9事業所(40%)、現在かなり悪化しており、今後もその状態が続くと予想している事業所(下図中の「かなり悪化」)が6事業所(27%)となっており、旅客航路の今後の見通しは非常に厳しい。 「やや良好」「どちらともいえない」に該当する事業所は、いずれもフェリー航路を有している事業者である。
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